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Ansible で各言語を完全にマスターするロール作った

これはさすかめ Advent Calendar 2016 の 9 日目の記事です。

www.adventar.org

かなり簡単にですが、各言語を Ansible で完全にマスターする sasukame ロールを作りました。

github.com

まだ Java しか対応してませんが、git clone して ansible-playbook -i hosts site.yml すれば以下の出力が得られます。

PLAY [all] *********************************************************************

TASK [setup] *******************************************************************
ok: [localhost]

TASK [sasukame : include] ******************************************************
included: /home/ewigkeit/sasukame/roles/sasukame/tasks/java.yml for localhost

TASK [sasukame : Create Hello class] *******************************************
changed: [localhost]

TASK [sasukame : Compile Hello class] ******************************************
changed: [localhost]

TASK [sasukame : Run Hello class] **********************************************
changed: [localhost]

TASK [sasukame : Output run result] ********************************************
ok: [localhost] => {
    "msg": [
        "Hello, world."
    ]
}

PLAY RECAP *********************************************************************
localhost                  : ok=6    changed=3    unreachable=0    failed=0   

Ansible のバグを見つけて Pull Request を投げた話

この記事は Ansible Advent Calendar 2016 の 8 日目の記事です。

qiita.com

Ansible を触り始めてから、かれこれ 1 年以上が経過しましたが、現在業務の片手間でやっていたサーバ移行がやっと終わりそうです。もちろん、移行に関する処理を全て Ansible で書いているので、移行作業自体は物理的な手作業を除いてほぼ一瞬で終わる予定です。

さて、本題です。皆さん、copy モジュール使ってますか?使ってますよね。かなり多用しますよね。私も大変お世話になっています。サーバ移行用に書いた処理でも使っていて、例えば RPM ファイルに入っているデフォルト設定をもとに lineinfile とかで設定を書き換えたいというときに、まずは /usr/share/hogehoge 配下に入ってる settings.conf.example とかを所定の /etc 配下にコピーすることを想定していました。当時はこんな感じのタスクを書いていました。

- name: デフォルト設定をコピー
  copy: src=/usr/share/hogehoge/settings.conf.example dest=/etc/hogehoge/settings.conf remote_src=True

さて、タスクが書けたら、まずは check モードで動作確認ですね。ansible-playbook コマンドに --check オプションを付ければいいだけです。簡単ですね。ところがどっこい、check モードで確認したはずなのに、実際にファイルが書き換えられてしまいました。

いやまぁ、草とか言ってる場合ではないんですが、どうやら調べてみたら、remote_src を付けてなければファイルが書き換えられることもなく、正しく check モードで動作していることは確認できました。

せっかくバグも見つけたんだし、と思って、さっそく Pull Request を投げてみました。

github.com

説明足らずでコミッタから再現手順くれよとか言われちゃいましたが、無事マージされて現在は上のようなバグはありません。自分が好きな Ansible に貢献できてよかったな~と思っています。

実は、現在も nmcli モジュールで少し困っていて、設定は変わっていないのに changed 扱いになってしまう問題があります。Ansible のバグ報告見てても、同様の報告が数件あるにも関わらず、現在も解消されていないようです。せっかくなので、自分が直してまた Pull Request を投げようかなと思っているところです。

Ansible でターゲットホストのファイルをターゲットホスト内でコピーする

最近 Ansible ばっかり触ってます。こんにちは。Ansible のちょっとしたテクニックなど、ググったらまぁ大抵出てくることには出てくるんですけど、だいたい英語の記事しか出てこないので、日本語でナレッジを残していくという意味でアウトプットしていきたいと思います。Ansible 好きだし、広く使ってもらいたいので。

で、掲題の件ですよ。Ansible でファイルをコピーと言えば、コントロールホスト上にあるファイルをターゲットホストにコピーする copy モジュール を使いますよね。でも、そうじゃなくて、ターゲットホスト内にあるファイルを、ターゲットホスト内でコピーしたいときどうするのかっていう話です。

これだけじゃあまり伝わらないと思うのですが、例えば RPM ファイルに含まれる /usr/share/hogehoge/sample.conf みたいなサンプルの設定を、そのまま設定ファイルとして /etc/hogehoge/main.conf にコピーしたい、みたいなことってたまにあると思うんです。そういうことです。で、こういうことは copy モジュールだと実現できません。

さて、じゃあ何を使えばいいのかって言うと、synchronize モジュール を使います。synchronize モジュールは rsync の動きをするんですが、他のモジュールと違って、rsync をターゲットホスト上ではなく、コントロールホスト上で動かします。で、この synchronize モジュールをそのまま使うだけだと意図した動作を得られないのですが、ここで delegate_to というオプションを使います。具体的なコードは以下の通り。

- synchronize:
    src: /usr/share/hogehoge/sample.conf
    dest: /etc/hogehoge/main.conf
  delegate_to: "{{ inventory_hostname }}"

delegate_to オプションは このドキュメント に記載されてるんですが、任意のタスクを実行するホストを指定する、つまり処理の移譲先を指定するオプションなんですね。上の例だと、{{ inventory_hostname }} に対して処理を委譲しているので、ターゲットホストで synchronize モジュールを動かすことになります。

これによって、ターゲットホスト上で rsync を動かして、ターゲットホスト内のファイルをコピーするという動きが実現できるようになります。

Java Day Tokyo 2016 に行ってきました

毎年恒例?の Java Day Tokyo 2016 に行ってきました。午前のセッションは会場に行くほどではないかなーと思ったので、午前は会社で仕事しつつ Ustream で午前のセッションの中継を見て、午後から現地で各セッションを見てきました。

[1-A] Java SE 9 Overview

スピーカーは Bernard Traversat 氏。英語セッションです。英語のリスニングは不得意なんですが、今回わざと同時通訳無しで聞いてみようとトライしてみましたが、見事撃沈しました。所々聞き取れる英単語とスライドの内容からなんとか理解を進めてました。

個人的に、"Linking" という開発フェーズが追加されたという内容が気になり、そのフェーズで使用する jlink コマンドが用意されたという話をしていたのですが、スライド上は具体的な話をしていなかったのでどういうものかはわからず。

他、Data Layout の話で、value というキーワードが出てきて気になりました。例えば

final class Point {
    final int x;
    final int y;
}

Point[] pts = ...;

というコードで、配列 pts は Point クラスのインスタンスの配列として、要素はそれぞれひとつのデータとしてメモリ上に存在するという話だったのが、

value class Point {
    final int x;
    final int y;
}

Point[] pts = ...;

と宣言することで、メモリ上は変数 x と y がずらっと並ぶ構造になるという話が面白かったです。

[2-A] Project Jigsaw ではじめるモジュール開発

スピーカーはさくらば (@skrb) さん。なんだかんだで Java Day Tokyo に来ると毎回さくらばさんのセッション見てます。

Project Jigsaw で解決する問題点と、歴史についての話が冒頭で行われました。Project Jigsaw までの道のりってこんなに長かったんですね・・・。

あと、前のセッションでよくわからなかった jlink の具体的な話をされていて、目的のアプリケーションを実行するための最低限のモジュールを含んだ、最小構成の JRE を作るということでした。これはかなりびっくりしました。このまままるっと tar とかでアーカイブしちゃえば、目的のホスト上で JVM の面倒なインストール作業とかもいらなくなりますしね。あとは最小構成なので、メモリ消費も最低限と。

[3-C] Java Concurrency, A(nother) Peek Under the Hood

スピーカーは David Buck 氏。毎回 JVM の深い話をしてくれるので大ファンです。Java Day Tokyo 2014 から氏のセッション毎回見てます。今回も例に漏れず。

並列処理プログラミングの話でしたが、JIT コンパイラが生成したコードをディスアセンブル HSDIS が出てきて個人的に激震が走りました。こんなことできるんですね、今の Java。C1 コンパイラと C2 コンパイラで生成するコードが違って、デッドロックが発生する / しないパターンの話とか興奮してました。

書籍「Java 並行処理プログラミング」の紹介もされていましたが、もちろん私も持っているので、再度読み直そうと思いました。まる。

[4-A] Java 9 で進化する診断ツール

スピーカーは末永氏。OpenJDK コミッタで、HeapStats の開発者でもあります。JDK 9 から解析ツールは jcmd と jhsdb コマンドで十分だよというお話をされていました。というか、JDK 8 の時点で jstack やら jmap は既に非推奨で、jcmd 経由で叩くことすら知りませんでした。

jhsdb を使えばハングした Java プロセスの解析もできるという話や、core 吐いて死んだプロセスの解析に HSDB というツールが使えるという話もありました。今後の仕事に活かせそうです。

まとめ

開発ではなくサポートのお仕事をしているので、どちらかというとトラブルシューティングに活かせそうな話を中心に聞いて回ってたので、こんなラインナップでした。このあともセッションはあるんですが、まだ下の子が小さいので早々に引き上げました。ナイトセッションまで参加するのは、下の子がもう少し大きくなってからですかね。

というわけで、来年もあればまた行きます。